２日未明、東京・六本木のクラブで客の男性が目出し帽をかぶったグループに暴行を受け死亡した事件で、男性の傷は顔や頭に集中していることが警視庁への取材でわかりました。

　この事件は２日午前３時４０分ごろ、六本木５丁目のクラブ「ＦＬＯＷＥＲ」で、目出し帽をかぶったおよそ１０人のグループが客の職業不詳、藤本亮介さん（３１）を殴って逃走し藤本さんが死亡したものです。グループは藤本さんを鉄パイプのようなもので殴っていて、傷は顔や頭に集中していることが警視庁への取材で新たにわかりました。事件当時、店内にはおよそ３００人の客がいたということです。

　「１人の周りでバットで何かやってると思って。（被害者は）すごい血を流してた。口とか頭とか」（事件当時 店内にいた客）

　警視庁はグループが藤本さんを狙い、顔などを集中的に殴ったとみて、周辺にトラブルがなかったか調べを進めています。（03日11:23）