【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ツイッターが5日発表した2014年10~12月期決算は売上高が前年同期比97%増の4億7907万ドル(約560億円)だった。閲覧者あたりの広告収入が60%増えるなど収益の9割を占める広告が伸びた。
利用者数、閲覧数などの主な指標は前年同期比で伸びたが、前年の実績が落ち込んだ反動増の面も強い。前四半期と比べると成長は鈍化傾向にある。実質的な1株利益は0.12ドル(前年同期は0.02ドル)で市場予想を大幅に上回った。5日の時間外取引で株価は一時、同日終値より10%以上上昇した。
14年末時点の月間利用者数は20%増の2億8800万人。前四半期比では約1%増にとどまった。閲覧数も前年同期比では23%増えたが、前四半期比では横ばいだった。利用者一人あたりの閲覧数は前年同期比で3%増えたが、前四半期を下回った。
研究開発費などがかさみ最終損益は1億2535万ドルの赤字(前年同期は5億1147万ドルの赤字)だった。