【台北=山下和成】台湾で昨年11月の統一地方選挙に立候補するために辞職した立法委員(国会議員)の補欠選挙が7日実施され、最大野党・民進党が5つの選挙区のうち台湾中部の台中市など3選挙区で勝利した。与党・国民党は2地区を制した。両党とも選挙前の議席を守った形だ。地方選で大敗した国民党は1月に就任した朱立倫・党主席のもとで党勢回復をかけて臨んだが、現状維持にとどまった。
台湾の立法委員の定数は113議席。補選後の勢力図は国民党が65、民進党が40などとなる。次期立法委員選挙は2016年1月に実施予定だ。