【ドバイ=久門武史】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は6日、米国務省高官の話として、アラブ首長国連邦(UAE)が近く過激派「イスラム国」への空爆を再開する見通しだと伝えた。UAEのアブドラ外相がケリー米国務長官に、数日中に表明すると述べたとしている。
UAEは作戦中のヨルダン軍パイロットが搭乗機の墜落でイスラム国に拘束された昨年12月以降、空爆を見合わせていると報じられていた。米メディアによると、UAEは自国パイロットが拘束された場合に米軍が救出できるかを懸念。米軍は捜索救難部隊を戦闘地域に近いイラク北部に移し、救出態勢を強化する姿勢を示した。