2014年分の所得税の確定申告受け付けが16日、全国の税務署などで始まった。自営業者など個人事業者のほか、給与が２千万円を超えるサラリーマンや給与以外に年間20万円を超える所得がある人などが対象となる。３月16日まで。

定申告が始まり、ホームページからの申告書作成を体験するボクシングの内山高志選手（16日、埼玉県春日部市）＝共同

昨年は、新たに申告が必要となった「復興特別所得税」について、主に手書きの申告書で45万件以上の金額記載漏れがあった。国税庁は、国税電子申告・納税システム（ｅ―Ｔａｘ）や同庁ホームページ（ＨＰ）の申告書作成コーナーを利用すれば記載漏れや計算ミスが防げるとして、活用を呼び掛けている。

春日部税務署（埼玉県春日部市）には16日午前、同市出身で世界ボクシング協会（ＷＢＡ）スーパーフェザー級王者の内山高志選手（35）が訪れ、ＨＰからの申告書作成を体験。「思ったより簡単。平等に納めないといけないものなので、みんなに勧めたい」と話した。

申告の受け付けは原則平日のみだが、一部の税務署や会場では22日と３月１日の日曜日にも対応する。

〔共同〕