QUICKが18日発表した2月QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)で製造業がプラス16と前月に比べて3ポイント改善した。改善は5カ月ぶり。3カ月後の先行きは2ポイント改善の18を見込んでいる。
DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値。2月の内訳は、製造業のうち素材業種が5ポイント改善のプラス13、加工業種が横ばいのプラス17だった。非製造業はプラス20と4ポイント悪化した。先行きは横ばいの22を見通す。
企業の物価見通しは、回答企業の消費者物価指数(CPI)見通しの平均値が「1年後」が1月調査と同じ1.2%上昇、「2年後」が1月調査に比べて0.1ポイント低下の1.5%上昇だった。
QUICK短観は上場企業を対象に毎月実施している。今回は回答期間が2~15日で、370社(除く金融機関)が回答した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕