【ニューヨーク=西邨紘子】米農機・建機大手のディアが20日発表した2014年11月~15年1月期の決算は、純利益が前年同期比43%減の3億8600万ドル(約460億円)だった。主力の農機の不振が重荷となった。1株利益は1.12ドル。前年同期の1.81ドルに届かなかったが、市場予想(0.83ドル程度)は上回った。
売上高は同17%減の63億8300万ドル。主力の機械販売のうち、農機が27%減と落ち込みが大きかった。穀物価格の下落で農家の収入が目減りしたことで、農機の買い控えなどの影響が出ているもようだ。建設・林業機械は13%の増収となり、農機の落ち込みの一部を補った。