【リオデジャネイロ=宮本英威】ブラジル資源大手のヴァーレが26日発表した2014年10~12月期決算は、最終損益が18億4900万ドル(約2200億円)の赤字(前年同期は64億5100万ドルの赤字)だった。2四半期連続の赤字となった。中国の需要減で、主力の鉄鉱石価格が大幅に下がったのが響いた。
売上高は前年同期比30%減の92億2600万ドル。売上高の3割強を占める中国向けは、約半分に落ち込んだ。鉄鉱石の1トン当たりの平均販売価格は74.28ドルで、前年同期(134.60ドル)を4割以上も下回った。
14年12月期の通期では売上高が前の期比19%減の382億3600万ドル、純利益は13%増の6億5700万ドルだった。