民事再生手続き中のスカイマークは4日、9月以降の路線便数計画を発表した。米子―神戸・那覇の2路線を運休して米子空港から完全撤退するほか、茨城空港発着路線などを減便し、全体の便数を1割削減する。搭乗率が低迷し撤退する可能性もあった仙台空港を発着する路線については存続させる。
同社は旅客需要が旺盛な8月末までは経由便を含めて1日70往復を運航する計画だが、需要が落ちる9月以降は1日63往復に減らして採算を改善する。便数削減に伴い、運航機材数は27機から26機に減らす方針。撤退を決めた米子空港については「再生が進み盤石な経営基盤が整えば、再就航を検討する」(スカイマーク)としている。