東京地検は7日までに、供述調書などの捜査関連資料185点を自宅や職場に放置していたとして、立川区検の50代の男性副検事を減給100分の10(2カ月)の懲戒処分にした。副検事は6日付で辞職した。
東京地検によると、副検事は1998年7月ごろから2014年12月までの間、警察から送られてきた捜査関連書類を自宅や職場の段ボール内などに放置し、適切な管理を怠っていた。
昨年12月に執務室が乱雑だったことから地検が内部調査し発覚。同地検は公文書毀棄容疑で捜査した上で起訴猶予とした。事件の処分や裁判に影響はなかったとしている。
東京地検では13年にも事務官が捜査書類を放置する不祥事があり、執務室などの定期点検を導入。副検事も以前に定期点検を受けていたが、発見できなかったという。