原子力規制委員会は11日、原子力発電所の稼働前に現地で設備を確認する「使用前検査」の手順を決めた。多数ある設備の中で、原子炉の冷却など、とくに安全に直接かかわる設備を立ち会いや記録確認によって重点的に点検する。相対的に重要性の低い設備は抜き取りで検査する。品質管理の体制なども確認する。
使用前検査は原発再稼働の手続きの一環で、九州電力川内原発(鹿児島県)で今春にも始まる。2013年7月に原発の新規制基準を導入してから初のケースになる。期間は数カ月の見通しだ。
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