東洋ゴム工業の免震装置のゴムが国の性能基準を満たしていなかった問題で、国土交通省は20日までに、新たに神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院に不適合装置が使われていたと発表した。
問題の装置は自治体庁舎や病院、マンションなど18都府県の55棟に納入された。国交省は17日、このうち公立病院2棟を含む15棟の施設名と所在地を公表。民間病院4棟についても所有者の同意が得られ次第、公表するとしていた。
一方、埼玉県八潮市で建設中の八潮中央総合病院の新病棟にも装置が使われていることが分かった。病院関係者が明らかにした。新病棟は昨年3月に着工し、今年12月に開院予定だった。