北京市郊外の懐柔区と密雲区を結ぶ懐密線が9月末にも北京北駅に乗り入れる計画となっている。その際には全面的にリニューアルされ、その装いを新たにした懐密線都市間高速鉄道車両が登場する。
懐密線はその車両塗装が特別なだけではなく、沿線の風景も見どころが多い。春には花見を、夏は避暑に、秋は登山、冬は雪景色と、四季を通じて、1年中見どころに溢れている。
〇春と大自然からインスピレーションを得た新車両
懐密線の新車両は、四両編成で、設計時速160キロメートルのCRH6F-A型都市間高速鉄道車両で、その車両塗装は「春に向けて走る列車」をイメージしてデザインされている。
車体の外側は「春」をイメージした桃色をメインとした塗装となっており、濃淡の異なる桃色を組み合わせることで、万物が目を醒ます春や花々が次々と咲き誇る春を表現している。桃色とベースカラーの白を組み合わせることで、活き活きとした春の様子や温かく、ロマンチックな雰囲気を醸し出している。
車内のデザインにも、大自然の要素を十分に取り入れており、青をベースにした座席カバーは青く広がる青空を意味し、明るい青で描かれたラインは穏やかで静かな雰囲気をさらに盛り上げている。
〇7駅を設置
現在、懐密線は清河駅から古北口駅までの全長135.6キロメートルで、最高時速100キロメートル。
9月末には、北京北駅までの乗り入れが実現し、その全長は144.8キロメートルに達し、北京北駅、清河駅、昌平北駅、雁栖湖駅、懐柔北駅、黒山寺駅、古北口駅の計7駅が設けられることになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年9月3日