聖学院大(埼玉県上尾市)は21日までに、学長を務めている政治学者の姜尚中氏(64)が任期途中で辞任すると明らかにした。大学のホームページには20日付で「4月から諸般の事情で大学を辞める。若い学生と共に語り合いたいと切望していただけに残念」とする姜氏のメッセージが掲載された。
姜氏は東大名誉教授で著書にベストセラーになった「悩む力」がある。聖学院大教授を経て、昨年4月に5年の任期で学長に就任した。メッセージに詳しい辞任の理由は書かれておらず、姜氏は今後について「大学の外から大学に貢献し、執筆、言論活動にも専念する」としている。〔共同〕