米国に向かうため、成田空港に到着した麻生太郎財務相(中央)=2018年4月19日午前10時28分、鬼室黎撮影
立憲民主党の福山哲郎幹事長は19日午前、自民党の二階俊博幹事長と国会内で会談し、麻生太郎財務相の辞任など野党6党がまとめた4項目を要求した。与党が納得できる回答を示さない場合は、今後の審議日程の協議に応じない方針で、与党の対応によっては国会が空転する可能性がある。
会談には自民、立憲両党の国会対策委員長も同席した。会談後、福山氏は記者団に対し、「財務省は国税庁長官と事務次官が不在という異常な状況になっている。大臣の責任も大変大きなものだ」と指摘。「現状の異常事態をしっかり認識し、誠意ある回答を求めたい」と語った。
菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で、麻生氏の進退について「文書の書き換えに関する調査などを徹底して進め、全容が明らかになった時点で再発防止策を徹底し、信頼回復に努めていただく」と述べ、辞任の必要はないとの考えを示した。
野党6党が要求したのは、財務…