【セビリア〈スペイン南部〉=竹内康雄】フランスの全国県議会選(第1回投票)が22日投開票され、極右の「国民戦線(FN)」が全体で2番目となる約25%の得票率を得た。1位は国政の最大野党で30%前後を獲得したサルコジ前大統領率いる国民運動連合(UMP)だった。オランド大統領の社会党は約21%に沈んだ。
仏県議会選は2回投票制。1回目の投票で過半数を得なければ、上位2候補者が2回目の投票に進む。このため最終結果が確定するのは29日の第2回投票後になるが、FNは一定の存在感を示した。ただ事前にはFNがトップに立つとの予想もあったため、バルス首相は「FNが第1党にならなかったのはよかった」と述べた。