駅員や車掌が安全確認などに使う「合図灯」を盗んだとして、警視庁少年事件課は24日までに、高校２年の少年（17）＝東京都江東区＝を窃盗容疑で逮捕した。同課によると、少年は鉄道ファンの仲間内で「バリ鉄」と呼ばれる熱心な鉄道愛好家で「合図灯を家で点灯させて楽しんでいた」と供述しているという。

逮捕容疑は昨年11月１日、ＪＲ東日本の東海道本線国府津駅（神奈川県小田原市）から二宮駅（同県二宮町）を走行中の車両内で、当時13歳だった愛好家仲間の少年（14）＝児童相談所に通告＝と合図灯と拡声器計２万7980円相当を盗んだ疑い。

少年の自宅からは、他にも電車の車両検査票30枚などが見つかった。