愛知県警は15日、ひき逃げ事件の捜査対象だった軽乗用車を盗んだとして、住居不詳の解体作業員、ブラジル国籍のキアン・サルトリ・ファビオ容疑者(39)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。「自分は悪いことはしていない」と容疑を否認しているという。
容疑者の車、現場で盗まれる 警察官がトイレで離れた間
バイク運転手にけがさせ逃げた疑い、ペルー国籍の男逮捕
港署によると、キアン・サルトリ容疑者は12日午後6時ごろ、名古屋市港区の駐車場で、署員が離れたすきに軽乗用車を盗んだ疑いがある。
ひき逃げ事件は11日午後、駐車場から約300メートル離れた交差点で発生。原付きバイクの男性にけがをさせた男が逃走し、軽乗用車が駐車場で見つかっていた。署は13日、ペルー国籍の男(28)を道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕。車も同日、港区内で再び発見された。署はキアン・サルトリ容疑者とひき逃げ事件との関連も調べる。