「日本アニメ発祥の地」として街づくりを進める東京都練馬区の西武池袋線大泉学園駅前に、「鉄腕アトム」のアトムや「あしたのジョー」の矢吹丈、「銀河鉄道999」のメーテルといった、人気キャラクターのブロンズ像などのモニュメントが完成し、除幕式が4日開かれた。
区は、駅北口の歩行者用デッキにある広場を「大泉アニメゲート」と名付け、「999」の星野鉄郎や「うる星やつら」のラムも含めて計5体のブロンズ像を設置。29作品を発表年ごとに紹介する「アニメ年表」、練馬区でのアニメの歴史をたどる写真も掲げた。
除幕式に出席した「999」の原作者、松本零士さんは「私があっち(天国)に行っても、モニュメントはずっと立っている。うれしいことです」と話した。
練馬区は、東映アニメーション(旧東映動画)のスタジオがあり、日本初の長編カラーアニメ映画「白蛇伝」(1958年)が製作された。松本さんら人気漫画家が多く住むことから、区は「アニメのまち」を積極的にPRしている。〔共同〕