日本原子力産業協会が８日発表した世界の原子力発電動向によると、今年１月１日時点で稼働中の原発は431基と前年同時点より５基増えた。中国で５基、インドで１基が新たに運転を始めた一方、米国で１基が閉鎖した。建設中のプラントは中国の26基を筆頭に世界で76基あり、原発活用の動きは依然活発だ。

原発が稼働していたのは31の国と地域。最多は米国の99基で、フランスは58基、日本は48基で続いた。日本は全て定期検査中で発電はしていない。新たにベラルーシとアラブ首長国連邦で２基の建設工事が始まった。