甘利明経済財政・再生相は14日午前の閣議後の記者会見で、外国為替市場での円相場の動きについて「乱高下しないこと」、「安定的に推移していることが大事」と語った。具体的な為替水準については市場に影響を与えかねないとして言及しなかった。
浜田宏一内閣官房参与が13日夜のテレビ番組で、1ドル=120円を超える円安・ドル高は行き過ぎだと発言したのが伝わったことについて、甘利氏は「(円相場が)ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映しているかどうかはマーケットが判断すること」と述べるにとどめた。
麻生太郎副総理・財務・金融相は14日午前の閣議後記者会見で、浜田内閣官房参与の円安行き過ぎ発言について「この種の質問に対しては答えることはない」と言及を避けた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕