経済同友会の長谷川閑史代表幹事は14日の定例記者会見で、2期4年の任期を迎えることについて、「農協改革など具体的な成果を出すことができた」と述べた。政府が今国会で成立を目指している農協法の改正では「誰もが不可能と思っていた改革が進む可能性がある」と話した。
環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米2国間の事務レベル協議が15日から東京で再開することに関して、「日米で全体的な合意を早く実現して欲しい」と述べた。
足元の経済環境については、「一部大手企業が実施したベースアップ(ベア)が中小企業に波及するのはこれから。景気は力強さにかけるものの、緩やかな回復方向に向かっている」との見方を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕