【ワシントン=岩本昌子】米ニューヨーク連邦準備銀行が15日発表した4月の製造業景況指数(季節調整済み)はマイナス1.19で、前月分(プラス6.90)から約8ポイント悪化した。市場予測の平均(7.0ポイント程度のプラス)を大幅に下回り、4カ月ぶりに製造業の「悪化」を示すマイナス圏の数値となった。
同調査は管轄地区内の約200の製造業者が対象。マイナス数値は「悪化した」と回答した比率が「改善した」と回答した比率を上回ったことを示す。
個別項目では「新規受注」のマイナス幅が拡大した。一方「出荷」は前月から上昇し、15.23だった。「雇用」は前月から低下したが、9.57とプラス圏にとどまっている。