福井地裁による高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を差し止める仮処分決定を不服とした関西電力の異議申し立てを受け、福井地裁は5月20日に審尋を開くことを決めた。差し止めを申し立てた住民側の弁護団への取材で21日、分かった。
関電と住民側の双方から意見を聞き、非公開で行う。異議の審理は、14日に差し止め決定を出した樋口英明裁判官とは別の裁判官が担当する。
関電は同時に差し止めの執行停止も申し立てており、主張が認められると、異議審の決定が出るまで、仮処分の効力を一時的に止めることができる。福井地裁によると、執行停止の判断が先に決定する見通し。〔共同〕