【NQN香港=小林健一】22日午前のアジア市場は主要株価指数が総じて上昇している。前日の米株式市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合指数が続伸。多くの機関投資家が参考指標としているS&P500種株価指数が過去最高値を更新した流れを引き継いだ。
日本時間午前11時30分時点で最も上昇率が高かった香港・ハンセン指数は3日ぶりの反発。英調査会社マークイットが前日発表した5月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が景気判断の分かれ目となる50を3カ月連続で下回り、金融緩和への期待感が相場の先高観を醸成している。中国・上海総合指数、台湾・加権指数も上昇。上げ幅は1%に迫っている。
一方、マレーシア・KL総合指数とフィリピン総合指数はともに下落。ただ、下値では押し目買いも入っており、前日終値からの下落幅は小さい。
◎22日のアジアの主要株価指数(日本時間11時30分時点)
前日比騰落率
香港・ハンセン指数 27789.53 0.97%
中国・上海総合指数 4569.263 0.88%
台湾・加権指数 9660.97 0.86%
シンガポール・ST指数 3453.70 0.40%
韓国・総合株価指数 2131.15 0.39%
マレーシア・KL総合指数 1793.71 ▲0.07%
フィリピン総合指数 7824.37 ▲0.14%
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日経平均株価(円) 20172.15 ▲0.15%
(注)日経平均は前引け、▲は下落