【NQNニューヨーク=大石祥代】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比64ドル33セント(0.4%)高の1万8076ドル27セントだった。欧州株式相場の上昇を好感した。外国為替市場でドルがユーロ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE7E5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXに対して下落し、米輸出企業の収益への悪影響が和らぐとの観測も相場を支えた。
欧州株の上昇は、欧州中央銀行/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE6E0E2E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(ECB)のドラギ総裁が定例理事会後の記者会見で緩和的な金融政策を続ける姿勢を強調したのが手掛かりだった。投資家心理の改善がリスク資産である株式を買う動きを促した。
3日発表の米経済指標を評価する見方も相場を支えた。民間雇用関連サービス会社ADPが発表した5月の全米雇用リポートは、市場予想には届かなかったものの民間雇用の増加幅が前月から拡大した。4月の米貿易収支は赤字幅が前月から縮小した。
ダウ平均は午前に156ドル強上げる場面があったが、上昇の勢いは続かなかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数も反発し、前日比22.707ポイント(0.4%)高の5099.231で終えた。取引時間中には5月27日に付けた過去最高値を上回り、5114台を付ける場面もあった。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち7業種が上昇。「電気通信サービス」「一般消費財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E4EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」などが上げた。一方、「公益事業」「エネルギー」などは下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億6000万株(同)だった。
自社株買い/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE0E7E4E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを発表したハンバーガーチェーンのウェンディーズやグルーポンがそれぞれ上昇。ダウ平均構成銘柄ではホーム・デポやJPモルガン・チェースが高い。
一方、金融のバンクオブアメリカ・メリルリンチが投資判断を引き下げたアメリカン航空は下落。傘下のノキアブランドの新型携帯電話を発表したマイクロソフトは買いが続かず下げて終えた。半導体のインテルや石油のシェブロンも安い。