気象庁は5日、この日で噴火から1週間となった鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳について、地震計のデータから、噴火が止まった状態が続いていると発表した。
噴火警戒レベルは最高の5(避難)を維持。今後も5月29日と同程度の噴火が起きる可能性があるとして、厳重な警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、5日午前の噴煙は、雲のため確認できていない。火山性地震の回数は4日が1回、5日が午前9時までに3回で、少ない状態が続いている。
マグマの移動を示すとされる火山性微動は、噴火の際に確認されて以降、発生していない。〔共同〕