【ケルン(ドイツ)=共同】5月29日の国際サッカー連盟(FIFA)総会で会長に再選されながら、その後に辞任することを表明したブラッター会長が、209加盟協会に向けて手紙を送っていたことが分かった。ドイツの大衆紙ビルトが7日付で、ドイツ語による手紙の原文を掲載した。
手紙で同会長は再選に感謝の意を述べると同時に「総会後も依然としてFIFAは強い圧力の下にあり、私はFIFAへの圧力を取り除くために会長職からの退任を決めた。FIFAという機関とサッカーそのものを保護するのが、私には大事だ」と説明した。