17日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に続伸した。12時時点では1ドル=123円42~44銭近辺と前日17時時点に比べ06銭の円高・ドル安となっている。16日のニューヨーク市場で米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りがやや優勢になった。東京の取引時間帯では日本時間18日未明に明らかになる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、持ち高を一方に傾ける動きは限られた。
10時前の中値決済については「ドルの需給に偏りはなかった」(国内銀行)とされ、国内輸出入企業の売買は相場への影響は限定的だったようだ。
9~12時の円の高値は123円37銭近辺、安値は123円46銭近辺で、値幅は09銭程度だった。
円は対ユーロで反発した。12時時点では1ユーロ=138円88~91銭近辺と同56銭の円高・ユーロ安となっている。16日の海外市場でユーロが対ドルで下落し、対円でも円買い・ユーロ売りが優勢になった。
ユーロは対ドルで反落した。12時時点では1ユーロ=1.1251~55ドル近辺と同0.0041ドルのユーロ安・ドル高となっている。ギリシャの金融支援を巡る協議の不透明感が根強く、対ドルでのユーロ売りが優勢になった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕