福島県本宮市はこのほど、英国のウィリアム王子が今年2月に訪れた市内の子供向け屋外運動施設の愛称を、王子にちなみ「プリンス・ウィリアムズ・パーク」と決めた。
施設を訪れた王子は子供たちと笑顔で交流し、東日本大震災と原発事故からの復興への願いを込め記念植樹した。王子訪問後、施設の利用者は2倍以上に急増。市が外務省を通じて名称使用を英国側に働き掛け、英王室の許可を取った。
市によると、英国側も「王子が訪問を非常に楽しんだ」ことから提案を歓迎、名称の使用を快諾したという。
市は愛称を記した看板を制作中で、完成後は施設の入り口に掲げる。また5月に王子とキャサリン妃の間にシャーロット王女が誕生したことを記念し、子供たちからのメッセージなどを収めたアルバムも作成、近く英国側に贈る予定だ。
本宮市の担当者は「王子の訪問の記録を残していきたい。今度は家族でも訪れてほしい」と話している。
〔共同〕