広島県東広島市で1日にミャンマー国籍の技能実習生の女性2人を車ではねたとして、県警東広島署は3日までに、同市西条中央7の会社員、吉高泰浩容疑者(50)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。
同容疑者はシャープの通信システム事業本部パーソナル通信第2事業部長。同社によると、女性らは東広島市のシャープの工場で働いており、吉高容疑者は当時、工場から帰宅する途中だった。
2人のうち、エ・タンダー・ルインさん(20)が搬送先で死亡し、東広島署は同法違反の過失致死傷容疑に切り替え、事故状況を詳しく調べる。もう1人の女性(19)は腰の骨を折るなどの重傷。逮捕容疑は1日午後9時40分ごろ、同市八本松東4の交差点で横断歩道を渡っていた2人をはね、負傷させた疑い。〔共同〕