政府と自民、公明両党の幹部は6日昼、首相官邸で政府・与党連絡会議を開いた。安倍晋三首相はギリシャの債務問題について「欧州連合(EU)とギリシャの協議が続いており、見守りたい」としたうえで、「引き続きG7各国と緊密に連携し、この問題への対応に遺漏なきよう取り組んでいく」と述べた。そのうえで「日本経済のファンダメンタルズはしっかりしていると思うが、市場の動きをしっかり注視していく」と語った。
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉については「国益にかなう最善の道を追求して、最後の詰めに全力をあげ、早期の妥結を目指す」と強調した。6月末に「骨太の方針」と「成長戦略」を閣議決定したことに関しては「2020年度の財政健全化目標の達成や生産性革命の実現に向けた具体的な処方せんを示すことができた」と、自信を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕