安倍晋三首相は6日夜、自民党のインターネット番組「カフェスタ」に出演し、安全保障関連法案について「決して戦争するためではなく、戦争を抑止し、平和を保つためにこの法制を進めていきたい」と述べ、法案成立に理解を求めた。13日まで5回にわたって出演する。
報道各社の世論調査では今国会での法案成立に反対が賛成を大きく上回っているため、自らの言葉で世論に訴える狙いがある。
初回は「平和安全法制はなぜ必要なの?なぜ急ぐの?」をテーマに、首相が党所属議員からの質問に答えた。首相は「一般の家庭でも町内会で協力すれば、泥棒は入ってこない」と例え話で米国などとの協力拡大の必要性を説明。「いざというときのための法律だが、作っておけば安心ではないか。備えあれば憂いなしだ」と力説した。