福岡県警は6日、県警柳川署地域課の男性警部補(58)が飲酒後に車を運転したと発表した。酒気帯び運転の罰則などの基準値(呼気1リットル中0.15ミリグラム以上)を下回っていたため内規に基づき指導した。県警では小郡署の警察官が飲酒運転で4日逮捕されたばかり。県警は処分を検討する。
鍛治田敬・首席監察官は「立て続けに飲酒運転の事案が発生し、残念でならない。事実関係を明らかにし、厳正に対処する」とコメントした。
県警監察官室によると、県警八女署のパトカーが5日午後7時すぎ、同県八女市の大型量販店の駐車場に入ったところ、発進を始めた不審な車を発見。職務質問で警部補の飲酒運転が発覚した。呼気1リットル当たり0.13ミリグラムのアルコールが検出され「缶ビールを飲んだ」と話しているという。
警部補は5日午後4時ごろ、50代の知人女性と八女市内の健康増進施設でウオーキングし、その後飲酒して温泉に入浴。車を止めていた近くの量販店の駐車場に移動し、運転したという。
県警は小郡署の警察官が逮捕された事件を受け、指導・教育を徹底するよう各署に通達を出したばかりだった。