大塚家具の前会長で大塚久美子社長の父である勝久氏らが保有する同社株の一部を売却する方針であることが17日に関東財務局に提出された変更報告書で明らかになった。勝久氏と妻の千代子氏が保有する合計387万1212株(発行済み株式の19.95%)の約4分の1にあたる95万株(4.9%)を12月30日までに三菱UFJモルガン・スタンレー証券を通じて売却する。現在の株価を前提にすると売却額は17億円程度になる見通し。大塚家具によると「勝久氏が売却する事実は変更報告書で知った。事前には把握していなかった」(広報)という。大塚家具では経営方針を巡って勝久氏と久美子社長の対立が続いている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕