【ワシントン=共同】米通商代表部(USTR)は16日、中国と農業分野の課題を協議する「戦略対話」を24日に米首都ワシントンで初めて開催すると発表した。毎年1回の定期開催とする。
農業対話はオバマ米大統領と中国の習近平国家主席が25日にワシントンで会談するのに合わせて開く。米側からUSTRのフロマン代表とビルサック農務長官、中国側から韓長賦農相がそれぞれ出席する。
米メディアによると、米国の遺伝子関連企業や穀物商社などは、遺伝子組み換え穀物の輸出がしやすくなるよう、中国に規制の見直しを求めており、米側が農業対話で取り上げる可能性がある。
USTRによると、オバマ、習両氏が昨年11月に北京で会談した際に農業分野の対話を強化することで合意していた。