日本自動車工業会(自工会)の池史彦会長(ホンダ会長)は17日に開いた定例記者会見で、中国経済の減速を巡り「今は中国が風邪をひくと相当な影響がある。中国経済の動きによって世界が左右される大きな局面だ」と話した。自動車産業への影響は「高級品は危うく、買い控えが車にも及んでいる」と述べ、経済の冷え込みに懸念を示した。
16日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)で焦点となっている米利上げについても「本当に決断するかはわからないが、注目したい」と話した。国内の自動車販売では、消費増税に加え軽自動車増税の影響を受けている軽自動車の落ち込みが特に大きく「正直な感想は相当に厳しい環境」との認識を述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕