プロ野球巨人が次期監督候補を高橋由伸打撃コーチ兼外野手(40)に一本化したことが20日、分かった。球団関係者が明らかにした。
関係者によると高橋由外野手は現役にこだわりを持っているといい、本人の意向を確認しながら監督就任に向けた要請を開始する。選手兼任のまま監督を務める可能性もある。期限を設けずに交渉を進めていくが、関係者は「(11月上旬の)秋季キャンプが始まるまでに決まれば。コーチ人事もあるので」と話した。
巨人は19日に原辰徳監督の退任を発表。白石興二郎オーナーが後任について「原野球を継承してくれる人、新しい風を吹き込んでくれる人」としていた。
高橋由外野手は1998年に慶大からドラフト1位で巨人に入団し、1年目から中軸打者として活躍。通算成績は1819試合で1753安打、321本塁打、986打点、打率2割9分1厘。今季から打撃コーチを兼任している。〔共同〕