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金本監督がうなった新人左腕は本物だった 阪神・高橋遥

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-4-12 11:16:59  点击:  切换到繁體中文

 

(11日、阪神4―1広島)


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軽く腕を振っているようで、150キロ近い真っすぐが伸びてくる。1月に初めて見た金本監督が「すごいわ」とうなった球筋は本物だった。阪神のドラフト2位の新人左腕、高橋遥人(はると)(亜大)がデビュー戦で広島打線をねじ伏せた。


一回、菊池を見逃し三振に退けた外角直球は146キロ。捕手のミットに突き刺さるような軌道だった。七回は丸を直球で追い込み、外へ落ちるツーシームで空を切らせた。二塁すら踏ませぬ7回2安打無失点。しかも無四球。全84球の約7割を直球が占め、「これ以上いいことはあんまりないと思う。100点です」と照れたように笑った。


静岡・常葉橘高では2年夏の甲子園に出場するも、3年時はドラフト指名から漏れた。東都大学リーグの亜大でも通算5勝7敗。当時は重圧に負けて四球で自滅していたが、指にかかった時の球質だけは目を引いた。


不思議なのは大学で悩んだ制球難に、一段上のプロでは解放されたことだ。大学時代は結果を欲しがるあまり腕が縮こまっていた。今は違う。「プロは置きに行った球は絶対打たれる。腕を振るしかない」。指揮官の「真ん中でも前に飛ばない」という言葉や、キャンプから2軍で成功体験を積んだのも自信になった。


球団の新人が甲子園での初登板・初先発を勝利で飾ったのは、村山実以来59年ぶり。早く続きが見たくなるような、圧巻の第一歩だった。(伊藤雅哉)



○金本監督(神) 快投の高橋遥について、「すごいでしょ。なかなかいないよ、と。1月に見て、ちょっと球質が違うなと思っていた。正直、もう少し真っすぐを行かれるか(打たれるか)と思っていたけど、素晴らしかったですね」。


○糸原(神) 五回に高橋遥を援護する2点適時打。「何とか食らいついてタイムリーを打ってやろうと思っていた」



 

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