伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)と御蔵島(御蔵島村)で28日、火山の噴火や地震による津波に備えた訓練が行われ、住民らが高台や島外への避難経路などを確認した。
都と両村の合同訓練で、警視庁や東京消防庁、陸海空の3自衛隊も含め約1800人が参加した。
三宅島では山頂から噴火したとの防災無線が流され、避難指示を発令。地元の小学生らが港に集合し、海上自衛隊の多用途支援艦に乗り込んだ。
三宅村の桜田昭正村長は訓練後「災害には平素からの準備が大切だ。島民には備蓄を含め積極的な取り組みをお願いしたい」と話した。
三宅島は2000年7月に山頂から噴火し、火砕流も発生した。村は同年9月、全村民に避難指示を出し、05年2月に解除した。〔共同〕