シャープ(6753)の高橋興三社長は30日に都内で開いた決算記者会見で「構造改革は着実に浸透している」と話し、2015年4~9月期の最終赤字の要因となった液晶パネル事業以外の家電事業などの採算が改善傾向にあることを強調した。
同日発表した2015年4~9月期の連結最終損益は836億円の赤字(前年同期は47億円の黒字)だった。高橋社長は業績悪化の原因について「中国でのスマートフォン(スマホ)向け液晶パネル事業の悪化の1点に絞られている」とし、「液晶を除いた家電事業などでは想定通りに改革が進捗している」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕