小型無人機「ドローン」を飛ばし、タイムを競う大会が7日、千葉県香取市の農場で開かれた。操縦技術の向上や、マイナスイメージの払拭につなげようと、愛好者がメーカーなどの協力を得て開催した。本格的なレースは国内初という。
一般と上級の2部門に分かれ、計約60人が参加した。上級部門の参加者はゴーグル型のモニターを装着し、ドローン搭載のカメラ映像を見ながら機体に乗り込んでいるような感覚で操縦。時速60~70キロで飛ぶ機体を巧みに操り、迫ってくる木々を避けたりゲートをくぐったりして、タイムを競い合った。
上級部門で優勝した東京都町田市の会社員、久野俊明さん(49)は「小回りの利く機体に仕上げ、慎重に操縦したのがよかった。今後も安全第一でドローンを楽しみたい」と笑顔を見せた。〔共同〕