14日午前5時51分ごろ、鹿児島、佐賀両県で震度4の地震があった。気象庁によると震源地は薩摩半島西方沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7.0と推定される。
気象庁は、鹿児島県の種子島・屋久島地方や奄美群島・トカラ列島などに一時、津波注意報を発表し、午前6時45分にトカラ列島の中之島で30センチの津波を観測した。注意報は午前7時20分にすべて解除された。
佐賀、鹿児島両県によると、人的被害は確認されていない。九州電力によると、再稼働した川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に異常はなかった。
午前6時17分ごろにも鹿児島県の三島村硫黄島で震度2、午前6時36分ごろには鹿児島市喜入で震度1の地震があった。気象庁の中村浩二地震情報企画官は記者会見で「約1週間、震度3程度の余震の恐れがある」と注意を求めた。
各地の主な震度は次の通り。
震度4=鹿児島市、鹿児島県南さつま市、屋久島町、佐賀県白石町など▽震度3=佐賀市、長崎市、宮崎県日南市、熊本県阿蘇市など