北海道銀行は16日、製造業の大企業と中小企業とを結ぶマッチングサービスを運営するリンカーズ(東京・千代田)と10月30日付で業務提携したと発表した。取引先の大企業に利用を提案するほか、大企業のニーズに応えられる中小企業を推薦する。技術のある道内中小の販路開拓を支援し、地域活性化につなげる。
山川広行副頭取は「優れた技術を持つ中小の情報収集に、これまで以上に取り組む」と話した。
リンカーズは発注企業が提示した商品開発や部材調達の条件を基に、全国の自治体や産業支援機関などで地元企業に詳しい1300人以上のコーディネーターが取引先となる中小を紹介。落選した企業には理由を伝え、技術向上につなげる。約200件を仲介し、成功率は9割以上だという。