【北京=山田周平】中国の国営新華社(英語版)は18日、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長が23日から北朝鮮を訪問すると報じた。同国国営の朝鮮中央通信の高官の話として平壌発で伝えた。国連事務総長の訪朝は実現すれば22年ぶりで、潘氏としては初めてとなる。金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記と同国の核問題などを話し合う可能性がある。事務総長の報道官は「潘事務総長は、来週はニューヨークにおり、直後にマルタを訪問し、その後、パリに行く」と述べ、来週の訪朝に否定的な見方を示した。
新華社が伝えた朝鮮中央通信の情報によると、潘氏の北朝鮮滞在は約4日間。航空便で平壌に入るが、同国国営の高麗航空を使うか否かは明らかにしていない。
潘氏の訪朝を巡っては、韓国の聯合ニュースが16日、今週中に潘氏が平壌入りすると報じていた。