高木毅復興相が代表の自民党支部などが選挙区内で香典や枕花代を支出したと2011~13年分の政治資金収支報告書に記していた問題で、党支部の14年分の収支報告書にも選挙区内で香典を支払ったとの記載があったことが30日、分かった。高木氏側は同日までに14年分の一部を訂正した。
香典については13年分までの収支報告書も既に訂正しており、高木氏の事務所は「いずれも本人が自ら参列するか、葬式の日までに弔問し、私費で出した香典を事務のミスで党支部の支出に記載した」としている。
30日に公開された14年分の収支報告書によると「自民党福井県第2選挙区支部」は、県外在住者を含む6人に計16万円の香典を支出したと記載したが、うち3人への計8万円分について公開前の18日に訂正していた。
公選法は、政党支部や資金管理団体が選挙区内で香典を出すことを禁じている。議員本人が出席し、私費で出した場合は罰則が適用されない。〔共同〕