銀行の支店をまるごとクリスマスプレゼントに――。大分市内にある三井住友銀行大分支店のビル全体をプレゼントボックスに見せるユニークな企画が13日から実施される。銀行のビルをライトアップすることはあるが、装飾するのは「きわめて珍しい試み」(和田友宏支店長)としている。
「あなたへ『メリークリスマス』実行委員会」(実行委員長・竹内裕二大分県立芸術文化短期大学准教授)が企画した。銀行支店にリボンをかけて切手を貼ったような装飾を施す。リボンは鮮やかな黄緑色のテント地で作製する。
「切手」はモザイクアートで、縦4.5メートル横3.5メートルの大きさ。ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」をモデルにデザインした。地元小学校の児童約130人らが、赤・黒・白など7色の色紙13万2千枚をこの夏以降に1つずつ手作業ではりつけた。
装飾は25日まで。13日には関連イベントも開催する。同実行委は来年以降も継続していく意向だ。