経団連の榊原定征会長は7日午後の記者会見で、同日開催の会長・副会長会議で就職活動の採用選考の指針を改定したと発表した。2017年に入社する大学生が対象となる採用選考の開始時期を、現行より2カ月前倒しし、6月1日とする。会社説明会などの広報活動は引き続き3月解禁とする。
また、榊原会長は官民対話で言及した会員企業への賃上げ要請の方針について、収益を上げた企業に対してという前提条件をつけた上で、改めて「(賞与や手当なども含めた)年収ベースで昨年実績を上回ることを期待したい」と話した。ベースアップに関しては現段階では議論をしていないという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕