2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日正午に締め切った公式エンブレムのデザイン公募に1万4599件の応募があったと発表した。白紙撤回した旧エンブレムの選考では応募資格を受賞歴のあるデザイナーに限定したため応募は104件だった。今回はデザイン経験を不問とするなど資格を大幅に緩和し、前回を大きく上回った。
組織委で審査を行うエンブレム委員会の宮田亮平委員長(東京芸術大学長)は「これだけ多くの方に参画してもらったことに感激している」とし「この中から、最終的にたった一つを選考するのは至難の業だが、皆さんに納得いただけるようなプロセスでしっかりと審査していく」とのコメントを発表した。
組織委は11月24日から約2週間、インターネットで作品の提出を受け付けた。12月8日にエンブレム委の会合を開き、審査に国民の意見を反映させる方法などについて協議する。〔共同〕