【バルセロナ=共同】バルセロナで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで自己最低の6位に終わった女子の浅田真央(中京大)が、胃腸炎のため13日のエキシビション出演を取りやめ、帰国の途に就いた。日本スケート連盟の小林芳子強化部長によると12日のフリーの前から吐き気があり、試合後に体調が悪化したため医師の診断を受けた。
浅田は「ご迷惑をお掛けします」と話し、次戦の全日本選手権(25日開幕・札幌)に向けて「頑張ります」と意欲を示したという。GPファイナルでは出場7度目(過去4度優勝、2度2位)で初めて表彰台を逃した。1年間の休養を経て10月に実戦復帰してから4戦目で、小林強化部長は「連戦で蓄積されていた疲れが出たんだと思う」との見方を示した。